ワクチン義務付けに職員抗議 連邦地裁が病院を支持[2021/06/15 11:25]

 アメリカで、新型コロナワクチンの接種を雇用の条件とした病院を職員が集団提訴しましたが、連邦地裁は訴えを退けました。

 CNNなどによりますと、テキサス州の病院の従業員117人は、先月、病院がワクチンの接種を職員に義務付けたことに抗議して集団で提訴しました。

 連邦地裁は今月12日、ワクチン接種の義務化が第2次世界大戦中の「ナチスドイツの人体実験と同じ」と主張した原告側を非難し、「接種は強要されていない」として訴えを棄却しました。

 雇用主による接種の義務付けを認める判決は全米で初めてです。

 また裁判官は「原告のワクチンに対する嗜好(しこう)を守るよりも、パンデミックの中で診察できる病院を持つことの公共の利益の方がはるかに大きい」と述べました。

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