津波生存者とみられた男性 DNA鑑定で別人と判明[2021/06/16 14:00]

 2004年のインドネシア・スマトラ島沖地震で行方不明となっていた警察官にそっくりだと話題になっていた男性について、現地の警察はDNA鑑定の結果、別人だと結論付けました。

 現地メディアは3月、インドネシアのアチェにある病院に入院していた男性が2004年のインドネシア・スマトラ島沖地震で行方不明になっていた警察官の可能性があると報じました。

 男性は自分のことについて記憶がない状態でしたが、SNSに投稿された男性の写真が行方不明だった警察官に似ていると話題になったことがきっかけで、現地警察は、男性の身元の確認を進めていました。

 現地警察は今月15日、DNA鑑定の結果を公表し、行方不明だった警察官と男性は別人だったと結論付けました。

 依然、行方が分からない警察官の家族は落胆したものの、この結果を受け入れているということです。

 この男性の身元は依然明らかになっていません。

 2004年のスマトラ島沖地震では、インド洋沿岸の広い範囲で津波が押し寄せ、死者、行方不明者は全体で約23万人に上っています。

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