イラン大統領選の投票開始 反米派がリード[2021/06/18 23:48]

 核問題による制裁が続くイランで、大統領選挙の投票が始まりました。アメリカを「悪魔」と呼ぶ保守強硬派から、大統領が誕生する可能性が高まっています。

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 18日、モスクに設けられたテヘラン市内の投票所には、朝7時から多くの人が訪れ、それぞれの1票を投じていました。

 今回の大統領選には保守強硬派の3人と穏健派に近い1人が立候補していますが、事前の世論調査では、保守強硬派のライシ師が60%以上の支持を集めて大きくリードしています。

 核問題で制裁が続くなか、アメリカを「悪魔」と呼んできた、反米・保守強硬派から大統領が誕生する可能性が高まっています。

 イラン内務省は再集計が必要なければ、19日にも結果を発表するとしています。

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