反米ライシ師がイラン大統領選制す 対米悪化の懸念[2021/06/19 18:52]
イランの大統領選挙は反米で保守強硬派のライシ師が勝利したと発表されました。
イランの選挙管理委員会は19日午後に会見を開き、大統領選で反米で保守強硬派のライシ師が勝利したと発表しました。
内務省によりますと、集計の途中経過ではライシ師が得票数で62%と大きくリードしていました。
すでに対立候補の全員がライシ師に祝意を伝えています。
ロウハニ大統領は「新たな大統領が選ばれた」と述べ、祝福しました。
投票率は48%程度にとどまり、史上初めて過半数に届かない見込みです。
投票率はイスラム体制を信任するかどうかの指標とされ、穏健派の間では投票をボイコットする動きが出ていました。
保守強硬派の政権は8年ぶりで、アメリカとの関係悪化が懸念されます。