モスクワ ワクチン未接種者の飲食店入店禁止へ[2021/06/23 03:16]

 ロシアのモスクワ市はワクチン接種などにより、抗体がある人以外は飲食店への入店を禁止すると発表しました。

 モスクワ市のソビャーニン市長は22日、「市内の重症者は1万4000人を超え、極めて深刻な状況にある」として、新たな感染対策を発表しました。

 28日から導入される対策では、ワクチン接種や新型コロナからの回復により抗体がある人、3日以内の検査の陰性証明を持つ人以外は飲食店への入店を禁じられます。

 市民:「完全な愚策で飲食業界への打撃になるだけだ」「ワクチン接種済みなので気にしない」

 ワクチンの接種率が約1割にとどまるロシアでは感染が再拡大し、連日1万6000人を超える新規感染者が確認されています。

 大都市の病床は逼迫(ひっぱく)していて、22日には一日あたりの死者が2月以来の最多となる546人を記録しました。

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