世界人口の10%接種完了 米では死者が若年化も[2021/06/24 11:46]

 新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した人が世界の人口で10%に達しました。アメリカでは接種が進んだ年齢層から死亡率が低下する現象もみられています。

 「アワワールド・イン・データ」によりますと、22日までに世界人口の10%にあたる7億8200万人がワクチン接種を完了したということです。

 北米で30%、EU(ヨーロッパ連合)で28%と欧米で接種が進む一方、アジアでは8%と地域差が顕著にあらわれ、アフリカではわずか1%でした。なお、日本では8.2%です。

 一方、アメリカの新型コロナ対策にあたるファウチ氏は、CNNのインタビューで「死者は圧倒的にワクチン未接種者が多い」と語りました。

 アメリカでは接種率の高い高齢者の死亡率が下がったため、亡くなる人の年齢がより若くなる傾向にあり、ファウチ氏も積極的なワクチン接種を呼び掛けています。

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