香港・リンゴ日報が最後の紙面「また会いましょう」[2021/06/24 11:44]

 中国政府に批判的な報道で知られる香港のメディア「リンゴ日報」が発行停止となり、24日朝に最後の朝刊を発行しました。

 朝、香港市内の売店には「最後の紙面」を買い求める客が行列を作りました。

 1面には「雨の中、香港の人にお別れする」と書かれています。

 また、「リンゴ日報と新聞の自由は暴政の犠牲となった」「また会いましょう」と再び新聞を作りたいという気持ちがにじむ文章が掲載されています。

 リンゴ日報は1995年に創刊され、今月、編集長ら5人が外国勢力と結託した「国家安全維持法違反」の疑いで逮捕され、関連会社の資産も凍結されました。

 従業員が大量に辞職したことなどから発行停止を決めました。

 最後の朝刊は、通常よりも多い約100万部が印刷されました。

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