ロシアの国防省は、黒海のクリミア半島の沖合でイギリスの駆逐艦に警告射撃と爆撃を行ったとして、当時の映像を公開しました。
ロシア国防省によりますと、イギリス海軍の駆逐艦「ディフェンダー」は23日、黒海を航行中にクリミア半島へ接近したため、ロシア海軍と国境警備隊が射撃と爆撃で警告して退去させたとしています。
ロシア側はディフェンダーが「領海侵犯をした」と主張していますが、クリミア半島はロシアが一方的に併合を宣言している地域で、欧米諸国はウクライナの一部とみなしています。
イギリス国防省はディフェンダーは「国際法に従ってウクライナの領海を航行していた」と主張していて、警告射撃を受けた事実も否定しています。
ロシアが公開した映像でも射撃の様子は明らかになっていません。
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