習主席「真の多国間主義」強調 包囲網狙う米を牽制[2021/06/25 17:45]

 中国の習近平国家主席はセルビアの大統領と電話で会談し、「真の多国間主義を実践すべきだ」と強調して中国包囲網の構築を狙うアメリカを牽制(けんせい)しました。

 24日に行われた会談で、習主席は「国連を核心とする国際体系を断固守り、真の多国間主義を実践しなければならない」と述べました。

 中国はG7や日米豪印の「クアッド」の枠組みなど、アメリカを含む各国の連携を「偽の多国間主義」と批判しています。

 中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」にも触れ、ともに発展を図らなければならないと呼び掛けました。

 中国側の発表によりますと、セルビアのブチッチ大統領は中国共産党創立100周年に祝意を示し、「中国はセルビアの偉大な友人だ」と結束を強調したということです。

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