中国「強制労働はでっちあげ」仏当局のユニクロ捜査[2021/07/02 22:25]

 中国の人権問題を巡り、フランス当局がユニクロなどの捜査を開始したことについて、中国政府は「強制労働はでっち上げた嘘だ」と反発しました。

 ロイター通信によりますと、フランスの司法当局は1日、新疆ウイグル自治区での「人道に対する罪」を隠蔽した疑いがあるとしてユニクロなど4つのファッション小売業者に対する捜査を開始したと明らかにしました。

 捜査関係者はウイグル族の強制労働に関連しているとしています。

 これに対して中国外務省は2日午後、「強制労働は、でっち上げた嘘だ。関係方面が強制労働という嘘にだまされないよう望む」と反発しました。

 また「強制労働をさせているのはアメリカだ」と批判しましたが、米中対立が激しさを増すなか、フランスとの関係を重視し、名指しでの批判を避けました。

こちらも読まれています