米 東京五輪陸上女子100m代表が大麻で出場禁止[2021/07/03 03:20]

 アメリカで、東京オリンピックの陸上・女子100メートルの代表選手が大麻の陽性反応を示し、東京オリンピックに出場できなくなりました。

 アメリカのシャカリ・リチャードソン選手は、6月19日に行われたアメリカ代表選考会で女子100メートルを制し、オリンピックの出場権を獲得しました。

 しかし、この時の尿から大麻の陽性反応が出たため、アメリカの反ドーピング機関が予選の結果を取り消し、1カ月の出場停止処分を課しました。

 これにより、リチャードソン選手は東京オリンピックに出場できなくなります。

 予選が行われたオレゴン州では大麻の使用は合法で、リチャードソン選手は「母の死を知らされたことから吸った」と話しています。

 世界反ドーピング機構は今年、大麻成分のテトラヒドロカンナビノールを新たに「乱用物質」に指定し、使用を禁止しています。

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