キューバ国産ワクチン承認 中南米初の独自開発[2021/07/12 03:48]

 キューバで国産の新型コロナウイルスのワクチンが承認されました。中南米諸国で開発、承認された初のワクチンとなります。

 ロイター通信によりますと、キューバの医薬品管理当局は9日、国産の新型コロナワクチン「アブダラ」の緊急使用を承認したと発表しました。

 バイオキューバファーマ社、エドワルド・マルティネス社長:「私たちの国ではここ数週間で病気の発生率が上昇していますが、この結果は非常に心強いものであります。現在、非常に高いレベルにあります」

 「アブダラ」は3回接種するワクチンで、先月の発表では新型コロナウイルスに対し、92.28%の有効性があるとしています。

 また、これとは別の国産ワクチン「ソベラナ2」も今後、数週間のうちに承認される予定です。

 イランやアルゼンチン、ベトナムがキューバ製ワクチンの製造に興味を示していて、メキシコやジャマイカなどが購入を検討しているということです。

 「アブダラ」は中南米諸国で開発、承認された初めてのワクチンだということです。

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