中国製ワクチンを2回接種した600人超が感染 タイ[2021/07/15 19:28]

 ワクチンを巡ってタイで中国製のシノバック製のワクチンを2回接種した医療従事者600人以上が新型コロナウイルスに感染し、現場で混乱が起きています。

 12日、タイの首相府で開かれた式典。日本から約105万回分のアストラゼネカ製ワクチンが引き渡されました。この時のワクチンを含め、タイでは一部のワクチンがこれまでと違う形で使われる可能性があります。それは、3回目の接種です。

 3回接種の背景にあるのがワクチン効果への懸念。タイで使われるワクチンの半数以上は中国のシノバック製です。

 保健当局は11日、シノバック製を2回接種した医療従事者、約68万人のうち618人がコロナに感染したと発表しました。これは全体の0.1%未満ですが…。

 ラーマ9世病院コロナ担当・ソムチャイ医師:「この数字は決して少なくないと思っています。私たちは医療従事者で直接患者との接触もあるので、どうしてもリスクは高まります」

 一方、中国は…。

 中国外務省・汪文斌副報道局長:「一部の国の世論調査では安全性と有効性について十分な信頼性がある」
 
 そんななか、タイで打ち出されたのが2回目や3回目をアストラゼネカに変えるという方針。

 同様な措置はインドネシアでも予定されていて、こちらはモデルナ製を使うとしています。

 ただ、WHO(世界保健機関)は異なるワクチンの使用には注意を促しています。

 その間にも新規感染者数と亡くなる人は急激に増えています。

 ラーマ9世病院コロナ担当・ソムチャイ医師:「研究結果が出るのを待つほど余裕はありません。現時点で最善と思われる決断をしなければ、より効果的なワクチンを打つということは、新しい防護服を着るようなものです」

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