五輪で来日の韓国記者 手続きや隔離措置に“困惑”[2021/07/20 19:56]

 東京オリンピックの取材で来日した韓国の放送局の記者が隔離生活最終日にANNの取材に応じ、入国前の手続きや隔離措置への「戸惑い」について語りました。

 オン・ヌリ記者:「来日前から色々、大変でした」

 JTBCのオン記者は1カ月ほど前に組織委員会に提出した取材計画書が承認されないまま今月17日、韓国を出発しました。

 日本に到着した直後にようやく取材の許可が降りるなど、一苦労だったといいます。

 その後、19日までホテルで隔離生活を送りました。

 オン・ヌリ記者:「コンビニに行くのは15分という時間制限があるが、回数の制限はないようだ」

 また、食事のデリバリーはホテルのロビーまで行き、配達員から直接、受け取らなければならず、外部との接触に戸惑いを感じたといいます。

 オン記者は感染を心配し、隔離期間中は部屋から出るのを控えていたということです。

 オン・ヌリ記者:「世界中から入国する人たち全員を日本政府が管理できるのか、これまでの組織委員会とのやり取りを考えると疑問です」

 20日から始まった取材活動については事前に承認された取材しかできないと定められていて、「韓国人選手が予期せぬ活躍をすることもあるが、取材できるのか分からない」と不安をのぞかせました。

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