大統領ら礼拝中…付近でロケット弾 アフガニスタン[2021/07/21 10:34]

 情勢が不安定化するアフガニスタンで、大統領らが礼拝を行っていた大統領宮殿近くにロケット弾が撃ち込まれました。

 現地メディアによりますと、20日午前、首都カブールにある大統領宮殿近くに少なくとも3発のロケット弾が撃ち込まれました。

 けが人はいないとみられています。

 当時、宮殿の敷地内ではイスラム教の祝日の礼拝が行われていて、ガニ大統領らが参列していました。

 中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」によりますと、過激派組織「イスラム国」が犯行を認める声明を出したということです。

 アフガニスタンでは駐留米軍の撤収が進むなか、反政府勢力「タリバン」が攻勢を強めています。

 アフガニスタン政府と「タリバン」との和平交渉も断続的に行われていますが、大きな進展は見られていません。

 さらに、国内では「イスラム国」などの過激派組織の活動もみられ、不安定な情勢が続いています。

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