中国 今年も出生数は低下傾向 新たな対策も[2021/07/22 15:52]

 中国の国家衛生当局は、生まれる子どもの数は今年も減少するという見通しを示しました。

 人口問題を所管する国家衛生健康委員会は21日の会見で、1月から6月までの統計によると今年の出生数と出生率はどちらも低下傾向が続いているとしました。

 今年5月に方針が示された、夫婦に3人までの出産を認める「3人っ子政策」の効果については、「人口はモノの生産とは違う」として、慎重な姿勢を示しました。

 中国は出生数の減少傾向が止まらず、去年は合計特殊出生率も1.3にまで低下しました。

 今月20日には、制限を超える子どもを産んだ際の罰金制度の廃止など、新たな対策も打ち出しています。

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