習主席がチベット視察 共産党統治の正当性アピール[2021/07/25 00:27]

 中国の習近平国家主席が就任後、初めてチベット自治区を視察しました。少数民族政策への批判が強まるなか、統治の正当性をアピールしました。

 習主席は21日から23日までの3日間、チベット自治区を訪れてラサのポタラ宮などを視察しました。

 チベット自治区の生活水準が向上したことなどを指摘し、「共産党のチベット政策は完全に正しい」と強調しました。

 さらに、愛国教育の強化なども指示しました。

 国家主席に就任して初めてのチベット訪問で、欧米を中心にチベット族やウイグル族の人権が侵害されているとの批判が強まるなか、少数民族政策の正当性をアピールした形です。

 習主席は河南省での深刻な豪雨被害を巡り、21日に対応を指示していますが、視察日程は特段の変更はしなかったとみられます。

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