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ABEMA NEWS

2021年7月28日 14:51

“ベイルートの花嫁”事故語る 大爆発から1年

2021年7月28日 14:51

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 中東・レバノンの首都ベイルートで起きた大規模な爆発事故から、まもなく1年が経とうとしています。当時、爆発に巻き込まれた花嫁が現場を訪れ、事故について語りました。

 去年8月4日にベイルートで起きた爆発事故では、200人以上が亡くなりました。

 責任を問われた当時の政権は退陣を余儀なくされ、政治の混乱と経済危機は、今も続いています。

 あの日、イスラ・セブラニさんは結婚式の記念撮影をしていました。

 この映像は、不運な「ベイルートの花嫁」として世界各地で報じられました。

 あれから約1年、セブラニさんは夫とともに再び同じ場所を訪れました。

 イスラ・セブラニさん:「結婚記念日は本来、喜ばしいはずですが、人々にとっては大事故の日、喜べません」

 セブラニさんは医師で、爆発直後から、ドレスを着たまま、他の負傷者の治療にあたったといいます。

 イスラ・セブラニさん:「あの日のことは思い出したくありません、特に私は。なので、いまだに結婚式の写真は家に飾っていません」

 来月の結婚1周年の日、2人はそれぞれ仕事を入れ、事故を思い返さないよう忙しくして過ごす予定だということです。

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