米国務省 中国による外国メディアへの嫌がらせ懸念[2021/07/31 03:47]

 アメリカ国務省は中国政府による外国メディアへの監視や嫌がらせに対して懸念を表明し、「責任ある国家」として行動するよう求めました。

 国務省のプライス報道官は30日、中国政府に対して「アメリカやほかの国のジャーナリストへの監視や嫌がらせが激しさを増していることに深い懸念を抱いている」とする声明を発表しました。

 声明では、「中国は外国メディアを歓迎し支持すると言うが実際の行動は違う」と非難し、「外国人ジャーナリストが中国への入国や滞在のためのビザを拒否されるケースが増えている」などと指摘しています。

 来年2月に北京で冬季オリンピック・パラリンピックが開催されることを受けて国務省は中国に対し、外国メディアの安全と自由な言論を確保し、「責任ある国家」として行動するよう求めました。

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