NY州知事の“セクハラ”認定 複数女性から申し立て[2021/08/04 10:58]

 アメリカ・ニューヨーク州のクオモ知事に対するセクハラの申し立てに対して、州の司法長官は捜査の結果「セクハラ行為などがあった」と結論付けました。

 クオモ知事に対しては去年12月以降、複数の女性からセクハラの申し立てがなされていました。

 ニューヨーク州のジェームズ司法長官は今月3日、約5カ月の捜査の結果「2013年から2020年にかけて、ともに働いた少なくとも11人の女性に対してセクハラ行為があり、法律違反があった」と認定しました。

 セクハラ行為には同意のない接触、キスなども含まれ、告発した州職員に対する報復行為もあったと指摘されています。

 ニューヨーク州・クオモ知事:「私は額にキスします。私は頬にキスします。私は手にキスします。男性でも女性でも関係なく、抱きしめ、受け入れます」

 クオモ知事は行為を否定し、辞任しない意向を示唆しています。

 アメリカ、バイデン大統領:「(クオモ知事は)辞任すべきだと思う。州議会が弾劾(だんがい)訴追を決めるかもしれない」

 一方、バイデン大統領は辞任を求めたうえで、「州議会が弾劾訴追を決めるかもしれないと理解している」と述べました。

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