中国の“北上ゾウ”500km移動し…ようやく故郷へ[2021/08/07 17:11]

 中国で約500キロに渡って北上を続けた野生のゾウの群れが故郷への移動を本格化させました。

 AP通信によりますと、中国南部の雲南省で放浪を続けてきたゾウの群れが5日、それまでとどまっていた場所を出発し、森の方へ移動を始めました。

 ゾウはその数日前から徐々に南側に動いていて、当局が撮影したドローン映像では、移動中に生まれたとみられる子どものゾウも含めて14頭が確認できます。

 このゾウの群れは元々、中国とミャンマーとの国境近くにある自然保護区で生息していました。

 去年から約500キロほど北上を続け、市街地に近付いたことから、当局が監視を続けてきました。

 ゾウが長距離を移動した理由はよく分かっていませんが、専門家によりますと、秋になって気温が下がるとさらに移動速度が速まるということです。

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