米大統領が香港市民に“安全地帯” 中国は反発[2021/08/09 18:05]

 バイデン大統領がアメリカにいる香港市民の滞在延長を許可するよう指示したことに対し、中国外務省は「悪辣(あくらつ)な内政干渉だ」と反発しました。

 バイデン大統領は5日、民主派への弾圧が続く香港の現状を考慮し、渡米した香港市民に「安全地帯」を提供するとして18カ月まで滞在期間の延長を認めるよう関係部門に指示しました。

 これに対して中国外務省の華春瑩報道局長は8日、悪辣な内政干渉だと非難し、アメリカ側に「厳重な申し入れを行った」と発表しました。

 さらに、国家安全維持法によって「香港の安全と安定は回復した」と主張する一方、バイデン大統領の指示は「香港でのアメリカの利益を損なうことになる」と牽制(けんせい)しました。

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