徴用工裁判 原告の訴えを却下 ソウル中央地裁[2021/08/11 15:43]

 韓国で日本企業を相手取り損害賠償を求めたいわゆる徴用工裁判で、裁判所は11日、原告の訴えを退けました。

 日本の植民地時代に強制的に徴用されたとして、遺族ら5人が三菱マテリアルを相手取り1億ウォン、日本円で約960万円の損害賠償を求めた裁判で、ソウル中央地裁は原告の訴えを却下しました。

 6月に元徴用工と遺族ら85人が日本企業16社を相手取り損害賠償を求めた裁判では、同地裁が「個人請求権の行使はできない」として、原告の訴えを却下しています。

 一方、2018年には最高裁判所が同様の裁判で日本企業に損害賠償の支払いを命じていて、韓国内で判断が割れています。

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