中国・北京や山西省で炭疽菌感染の症例相次ぐ[2021/08/16 14:01]

 中国で炭疽菌への感染とみられる症例が相次いで確認され、当局が注意を呼び掛けています。

 山西省の衛生当局は16日までに、畜産業に携わる9人が炭疽菌に感染した疑いがあると発表しました。

 9人は皮膚が黒いかさぶたに覆われるなどの皮膚炭疽の症状が確認され、すでに隔離治療を受けているということです。

 9日には北京市も肺炭疽の感染者1人を確認したと発表しました。

 北京市の衛生当局は、草を食べる際に土の中の炭疽菌を摂取した牛や羊などの動物を通じて感染することが多いと指摘しています。

 また、「人から人へ感染する可能性は極めて低い」とする一方で、適切な治療を受けなければ死亡する可能性があるとして注意を呼び掛けています。

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