「塾」が相次ぎ閉鎖に…政府の方針が影響か 中国[2021/08/18 18:29]

 少子高齢化が進む中国では、政府が発表したある方針で塾が相次いで閉鎖される事態となっています。

 中国政府が先月に発表した通知によりますと、今後は小中学生向けの学習塾の新設を認めず、既存の塾は非営利組織に転換するよう求めています。

 少子化の一因とされる教育費の高騰を抑えることが狙いとみられていますが、この通知を受けて北京市内では、すでに多くの塾が閉鎖に追い込まれまれています。

 中学生の親:「大半の人にとっては良いことだ」

 小学生の親:「勉強しないと成績は決して上がらない。大学入試が見直されないなら賛同できない」

 学歴が重視されるなか、保護者からは「皆、家庭教師を雇うようになるだけだ」といった声も上がっています。

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