イスラム主義勢力「タリバン」は抵抗勢力が一時奪い返したアフガニスタン北部の3つの地区を再び制圧するなど抵抗勢力への圧力をさらに強めています。
 タリバンの報道官は23日、北部バグラン州の3つの地区について「敵を排除した」とSNS上で明らかにしました。
 この3地区は21日、タリバンに抵抗する地元軍閥が攻撃を仕掛け、一時奪還していましたが、再びタリバンに制圧された形です。
 さらに、タリバン側はバグラン州に隣接し、反タリバン勢力が拠点とするパンジシール州を包囲したと明かしました。
 一方、反タリバン勢力のリーダー・マスード氏はロイター通信に対し、「戦争は望んでいない」としながらも、タリバンが対話を拒否した場合は「戦う準備ができている」などと話しています。
 タリバンの進攻により、抵抗勢力との大規模な衝突に発展する恐れがあります。                      
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