西欧の水害 地球温暖化で“最大9倍”起きやすく[2021/08/24 09:44]

 気象の専門家らは先月にドイツなどで起きたような大水害が地球温暖化により最大9倍起きやすくなっていると発表しました。

 ドイツやベルギーなどでは7月中旬に大雨による洪水が起き、少なくとも220人が亡くなりました。

 世界の異常気象を分析する「ワールド・ウェザー・アトリビューション」は今月23日、この大雨と気候変動との関係についての報告書を発表しました。

 周辺地域では世界の気温が今より1.2度低かった19世紀後半に比べ、夏の一日の最大降水量が3%から19%増えていると明らかにしました。

 今回の水害は400年に一度のレベルとしましたが、同様の水害を起こす大雨が降る恐れも1.2倍から9倍になっていると指摘しました。

 温暖化が続けば危険性はさらに高まると警告しています。

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