米コロナ対策のトップ「感染制御は早くて来春」[2021/08/25 05:07]

 アメリカの新型コロナ対策の責任者はワクチンの接種が進んだとしても、感染を制御できるのは来年の春になるという見通しを明らかにしました。

 米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「2022年の春には新型コロナをコントロールできるようになるよう願っています」

 新型コロナ対策の指揮を執るファウチ氏は23日、今後、アメリカ国内でワクチンを接種していない9000万人のほとんどが接種を完了すれば、来年の春にはある程度正常化に向かうとの見解を示しました。

 今年の夏ごろには感染の収束が期待されていましたが、ワクチンを接種していない人の間でデルタ株の感染が拡大しています。

 ファウチ氏は「人々の自由を尊重する」としながらも「公衆衛生の危機と1年半以上も闘ってきた」としてワクチンの接種を義務化すべきとの考えを強調しました。

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