韓国“メディア懲罰法案” 野党やメディア猛反発[2021/08/25 15:12]

 韓国の与党が、報道機関への懲罰的な措置を盛り込んだ法案の採決を強引に進め、野党やメディアは「言論弾圧の暴挙」などと激しく反発しています。

 「言論仲裁法」の改正案は、報道により生じた財産や人権上の被害に対し、その5倍の額の損害賠償を科すなど報道機関への懲罰的な措置を可能とするものです。

 与党側は「フェイクニュースから国民を救う」として国会での強行採決も辞さない構えです。

 ただ、フェイクニュースの基準が明確でなく、野党側は「文在寅(ムン・ジェイン)政権への批判を封殺する悪法だ」などと真っ向から対立しています。

 また、ソウルに拠点を置く海外メディアも連名で「言論の自由を委縮させかねない」との声明を出しています。

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