日本やアメリカなどが中国の海洋進出を念頭に大規模な訓練を実施していることに対し、中国国防省は「対立をあおるのは一触即発の状態をもたらすだけ」と反発しました。
日本とアメリカはイギリスやオーストラリアとともに南シナ海などで高まる中国の海洋進出への懸念を念頭に大規模な共同訓練を実施しています。
これを受け、中国国防省は26日の会見で「アメリカは長きにわたって他国を仮想の敵とし、徒党を組んで地域の平和と安定を著しく損なった」と指摘しました。
また、「(一国主義を掲げて)対立と対抗をあおるのは一触即発の状態をもたらすだけだ」と牽制(けんせい)しました。
そのうえで、関係国に対して冷戦的な考えを捨てて対立をやめるよう主張しました。
日本やアメリカは9月上旬にかけてインドやオーストラリアとともにグアム島の周辺海域でさらなる訓練を行う予定です。
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