ロシア外相「アフガン情勢はG20では議論不十分」[2021/08/28 04:05]

 ロシアのラブロフ外相は、アフガニスタンの首都カブールで発生した自爆テロを受け、問題の解決にはイランやパキスタンなど周辺国との協力が不可欠だとの考えを示しました。

 ロシア、ラブロフ外相:「歴史から教訓を学ばなければならない。イラク、リビア、そして今回のアフガニスタン。他人(=欧米)の価値観を押し付けることは衝突を引き起こすものだ」

 イタリアを訪れたラブロフ外相は、イタリア政府がアフガニスタン問題解決に向け、G20諸国による議論を提案していることに対して、G20のメンバーではない中央アジア諸国やイラン、パキスタンなどがいなければ十分な議論ができないと主張しました。

 また、ロシアと中国に加え中央アジアの国などが参加する枠組み「上海協力機構」を重視する考えを強調しました。

 ロシア政府によりますと、今回のテロについてプーチン大統領のコメントは用意していないということです。

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