脱出望むアフガン日本大使館警備員に紹介状のみ?[2021/08/29 15:27]

 イスラム主義勢力「タリバン」が実権を掌握したアフガニスタンで日本大使館に勤務する警備員がANNの取材に応じました。退避できずに取り残され、命の危険もあると訴えました。

 在アフガニスタン日本大使館警備員:「(Q.今、あなたはどのような状況ですか?)外の情勢は極めて悪いため、家にこもるしかありません。もし私が日本人や外国人と働いていることをタリバンに知られたら、私たちの命が危ないのです」

 インタビューに応じたアフガニスタン人のこの男性は2003年から18年間、日本大使館の警備にあたってきました。

 この男性の自宅には、タリバンから何度か脅迫文も送られてきたといいます。

 そして、タリバンにカブールが制圧された今月15日、早朝に出勤すると警備員たちは、大使館員たちと一緒に国外に退避することはできないと告げられたということです。

 在アフガニスタン日本大使館警備員:「カナダやイギリスなどの大使館は現地職員や警備員を一緒に国外退避させました。私たちの命も同様に危険にさらされているので、国外退避をお願いしました。日本が無理なら第3国でもいいのです。しかし、日本大使館の担当者は『私の責任では決められないから東京と話す』と言いました。そして渡されたのは紹介状だけでした。本当に悲しくて悲しくて仕方がありません。外国の人たちは皆、アフガニスタンを去ってしまいました」

 日本大使館の22人の警備員は、日本、もしくは第3国への退避を求め、大使館宛てに嘆願書を出しましたが、まだ返事はありません。

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