パリほぼ全道路で制限速度30kmに 安全・騒音対策で[2021/08/31 07:40]

 フランスのパリでは歩行者の安全対策などのために市内のほぼすべての道路で制限速度が時速30キロとなりました。

 パリ市内では30日からシャンゼリゼ通りなど一部の大通りを除き、すべての道路の制限速度が時速30キロになりました。

 歩行者の安全や騒音対策のためで、違反すると罰金135ユーロ、1万7000円ほどが科されます。

 市内を走るドライバー:「歩行者にはとてもいいけど、僕たちの仕事には障害になると思う」「細い道では当然でしょう。子どももいますし。でも幹線道路でやるのは馬鹿げています。守れませんから」

 ただ、すでに市内の道路の6割ほどで制限速度が30キロになっているほか、渋滞が慢性的に起きるため、平均速度は時速12キロだったというデータもあります。

 パリでは車道を自転車専用道に変更するなど自動車の交通量を減らす政策が次々と導入されています。

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