「まだ100人以上の米国人」出国支援へ 米国務長官[2021/08/31 10:43]

 アメリカのブリンケン国務長官はアメリカ軍のアフガニスタンからの撤退を宣言し、残されたアメリカ人の出国を支援する考えを明らかにしました。

 アメリカ、ブリンケン国務長官:「最後の輸送機が飛び立ち米軍の撤退は完了した。アフガニスタンにはまだ100人以上の出国を望む米国人が残されている」

 ブリンケン長官は今後、カタールのドーハを拠点に、残っているアメリカ人100人の出国支援にあたると明らかにし、イスラム主義勢力「タリバン」には安全な通行の保証とカブール空港の早期再開も求めるとしています。

 アルカイダや過激派組織「イスラム国」の分派がアフガニスタンにテロ攻撃の拠点を設けることを防ぐことでタリバン側と合意したともしています。

 タリバンと協力することへの批判に対しては、「タリバンに頼るわけではない。約束が守られるようにしていく」と強調しました。

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