米 ワクチン義務化に一部の知事が反発[2021/09/11 04:42]

 アメリカのバイデン大統領がワクチン接種を義務化する動きを見せたことに対し、接種率の低い州の知事らが一斉に反発しました。

 バイデン大統領は9日、すべての連邦職員にワクチン接種を義務付け、100人以上の従業員を抱える企業にもワクチン接種または週1回の新型コロナウイルス検査を義務付ける方針を発表しました。

 これに対し、ミズーリ州知事は「個人の自由、企業の自由といったアメリカの原理原則への冒涜(ぼうとく)である」と批判しました。

 サウスダコタ州知事も「バイデン大統領法廷で会いましょう」と述べ、訴訟で争う姿勢を見せています。

 米・バイデン大統領:「(訴訟でも)やってみろ。私はとても失望している」

 感染が拡大するなか、共和党支持者の多い地域ではワクチン接種率が低いうえに接種の義務化に対する抵抗が強く、課題となっています。

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