隣国のイラン アフガニスタン暫定政権に否定的[2021/09/14 06:19]

 イスラム主義勢力「タリバン」が樹立したアフガニスタンの暫定政権について、隣国のイランが、「アフガニスタンの人々を代表していない」として否定的な見解を示しました。

 イラン外務省のハティブザデ報道官は13日、アフガニスタンの暫定政権について、「イランの期待している包括的な政権ではない」と述べ、より少数派を取り込んだ政権が必要という考えを示しました。

 タリバンの中核をなすパシュトゥン人が暫定政権を占めたことに懸念を示したものとみられます。

 また、正式に政権が発足した時の対応について「時期尚早」として、承認するかどうか明言を避けました。

 イランは、アフガニスタンと経済的な関係が強い隣の大国で、前回のタリバン政権時代は反目する関係にありました。

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