アフガン撤退の判断を擁護 米ブリンケン国務長官[2021/09/14 10:44]

 アフガニスタンで混乱を招いたと批判されている米軍の撤退を巡り、アメリカのブリンケン国務長官は、議会の公聴会でバイデン大統領が下した撤退の判断を擁護しました。

 アメリカ、ブリンケン国務長官:「これ以上長く駐留してもアフガニスタンの治安部隊や政府の自主性が高まる証拠はない。20年かけて何千億ドルもの支援や訓練をしても不十分だったのに、なぜあと1年、5年、10年と駐留し続けるのか」

 ブリンケン国務長官は13日、下院の外交委員会の公聴会でこう証言し、バイデン大統領の判断を擁護しました。

 野党・共和党の議員からは批判が相次ぎ、辞任を求める声も上がりましたが、ブリンケン国務長官は「撤退の期限はトランプ前政権から引き継いだが、計画は引き継がれなかった」と証言し、前政権にも責任の一端があるという見方を示しました。

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