中国版「#MeToo」運動 原告女性の訴えを棄却[2021/09/15 17:55]

 中国版「#MeToo」運動の先駆けとして注目を集めていた訴訟を巡り、裁判所は証拠が不十分だとして原告女性の訴えを棄却しました。

 弦子のペンネームで知られる女性は中国版の紅白歌合戦の司会を20年以上、務めた有名な男性司会者から2014年にセクハラを受けたとして、謝罪と損害賠償を求めていました。

 この訴訟について北京の裁判所は今月14日、「証拠が不十分」だとして弦子さんの訴えを棄却しました。中国のSNS上では#MeToo運動に関する検索が制限されていて、弦子さんのアカウントは投稿がブロックされています。

 裁判所の決定を受け、ネット上では弦子さんらに対して「外国勢力にそそのかされている」といった中傷も相次いでいます。

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