金与正氏「蒙昧の極み」 文大統領「抑止力」発言に[2021/09/15 23:25]

 北朝鮮の金正恩総書記の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏が15日夜に談話を出し、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験を視察した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領による「抑止力」発言を「蒙昧(もうまい)極まりない」と批判しました。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じました。

 与正氏は北朝鮮が進める国防計画は「正常な自衛の活動だ」と主張し、文大統領の発言を非論理的だと断じています。

 そのうえで「大統領が相手を中傷するならば、北南関係は完全破壊に突き進むことになる」と警告しました。

 一方で、「大統領」という呼称を用いていることや「関係破壊を望んでいない」と述べていることなどから、批判を抑制的なトーンにとどめたとの見方もできます。

こちらも読まれています