英ジョンソン首相内閣改造 ラーブ外相が降格[2021/09/16 04:53]

 イギリスのジョンソン首相はアフガニスタン情勢を見誤り批判が上がっていたラーブ外相を交代するなど内閣改造に踏み切りました。後任には日本との経済連携協定を取りまとめたトラス国際貿易相を充てます。

 ジョンソン首相は15日、内閣改造に踏み切り、ラーブ外相を司法相兼副首相に任命しました。

 ラーブ氏はイスラム主義勢力「タリバン」がアフガニスタンの首都カブールを制圧する時期を見誤ったなどとして批判が集まっていて降格となりました。

 後任の外相にはトラス国際貿易相が任命されました。

 トラス氏は日本との経済連携協定を取りまとめるなどイギリスのEU(ヨーロッパ連合)離脱後の貿易交渉で存在感を発揮していました。

 これにより首相、財務相、外相、内相の主要4閣僚のうち外相、内相の2ポストを女性が務めることになります。

 ジョンソン政権はコロナ禍で逼迫(ひっぱく)した社会保障費の財源として増税を発表して以降、支持率が低迷しています。

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