「“ワクチン義務”支持しない」ブラジル大統領演説[2021/09/22 10:45]
ブラジルのボルソナロ大統領は、国連総会での演説で、ワクチンパスポートなどワクチン接種の義務化に否定的な考えを強調しました。
193の加盟国の最初に演説したボルソナロ大統領は、「ワクチン接種を広げる努力を支援しているが、ワクチンパスポートなど接種に関連する義務は支持しない」と述べました。
これまで一貫して感染対策より経済の再開を重視していて、ロックダウンで収入を失うなどした6800万人に対し、日本円でおよそ8万8000円を支援したと強調しました。
ブラジルは、アメリカに次ぐ59万人余りの死者を出していますが、成人の9割にあたる1億1400万人が少なくとも1回ワクチンを接種したということです。
ただボルソナロ大統領自身は、ワクチンを接種しないと公言しています。