米FRB議長 11月にも金融の量的緩和縮小決定へ[2021/09/23 12:08]

 アメリカのFOMC=連邦公開市場委員会が、米国債の購入などによる金融の量的緩和を縮小し始める方針を、早ければ11月にも決める見通しとなりました。

 米連邦準備制度理事会・パウエル議長:「経済回復が予想通り幅広く進めば、委員会は資産購入のペースを緩めることが近く正当化される可能性がある」

 FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は今月22日、FOMCの会合を受けて、量的緩和縮小の開始を次の会合の11月にも決定する見通しを明らかにしました。

 また、2023年に見込まれていた「ゼロ金利政策」の解除について、2022年に前倒しされる可能性も示されました。

 一方、パウエル議長は中国の不動産大手、恒大集団の経営不振問題について「アメリカには波及しない」という考えを示しました。

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