台湾 福島県産食品の輸入規制 緩和に向け交渉か[2021/09/23 14:31]

 TPP(環太平洋経済連携協定)への加盟申請を表明した台湾当局が「福島県産の食品の輸入禁止措置について日本と交渉する」と規制を緩和する可能性に言及しました。

 台湾当局は、2011年の福島第一原発の事故以降、福島県などの食品の輸入規制を継続して行っていて、日本政府は「非科学的な対応を外してほしい」と解除を訴えていました。

 台湾当局は23日の会見で、「TPPの主席である日本と台湾の間には緊密な連携がある。TPPへの申請案を提出した後、国際ルールに従い日本政府と交渉する」と発言しました。

 福島県産品の食品の輸入規制を巡っては、2018年に台湾で住民投票が行われ、食品の輸入を禁止することが決まっていました。

 TPPの加入を巡っては中国政府が16日に加盟申請を表明しています。

 中国が先に加盟した場合、台湾の加入は難しいため、台湾は加盟国との個別交渉を進めたい考えです。

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