シンガポールの人口4.1%減 下げ幅は独立以降最大[2021/09/29 15:52]

 シンガポールの人口が去年から4.1%減り、外国人に限っては10%以上減ったことが分かりました。新型コロナ対策で入国規制が強化された影響とみられています。

 シンガポール政府が28日に発表したデータによりますと、6月時点の全人口は545万人余りで、2020年の同じ時期と比べ4.1%、およそ23万人減りました。

 下げ幅は1965年の独立以降で最大です。

 特に、人口の3割弱を占める外国人の減少が大きく、前の年の10.7%にあたる17万人以上が減りました。

 新型コロナ対策として、入国規制が強化されたほか、外国人の就労条件が厳しくなったことが影響しているとみられます。

 シンガポールでは、国民の8割以上がワクチン接種を終えたものの、28日には一日あたりの感染者数で過去最多となる2236人が確認されるなど感染が急拡大しています。

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