火山の溶岩が海に到達 カナリア諸島で有毒ガス懸念[2021/09/29 21:13]
スペイン領カナリア諸島の火山が噴火してから10日経ち、流れ出た溶岩が大西洋に到達しました。有毒ガスの発生が懸念されています。
カナリア諸島のラパルマ島で28日深夜、火山から流れ出た溶岩が大西洋に到達しました。海からは蒸気がもうもうと立ち込めています。
地元当局は溶岩が海水と触れることで爆発や有毒なガスが発生する恐れがあるとして、周辺の住民に対して屋内に避難するよう呼び掛けました。
火山は19日に50年ぶりに噴火し、今も溶岩が噴き出しています。
これまでに600軒の建物が破壊され、数千人が避難していますが、死傷者は確認されていません。