スペイン風邪生き延びた105歳女性がコロナで死亡[2021/10/01 11:56]
アメリカで100年前のスペイン風邪を生き延びた女性が、新型コロナウイルスに感染して亡くなりました。105歳でした。
アメリカ人のプリメッタ・ジャコピーニさんは1916年、スペイン風邪が流行している最中に生まれ、2歳の時に母親をスペイン風邪で亡くしました。
スペイン風邪のパンデミックでは、およそ67万5000人のアメリカ人が亡くなり、新型コロナのパンデミックに匹敵します。
母親を亡くしたプリメッタさんはその後に養子に出され、イタリアに移住しました。
しかし、イタリアに移住後も、第2次世界大戦や夫との死別を経験するなど波瀾(はらん)万丈の人生を歩んできました。
プリメッタさんは新型コロナのワクチン接種を完了していましたが、9月に入りせきをするようになり、新型コロナによる肺炎を患った末、16日に105年の生涯を終えました。