ロシア 有毒な大規模赤潮 周辺での漁が禁止に[2021/10/02 06:17]

 ロシア極東のウラジオストクで呼吸困難などを引き起こす有毒なプランクトンを多く含む大規模な赤潮が発生し、周辺での漁が禁止される事態となっています。

 ロシア科学アカデミーによりますと、ウラジオストク沿岸で赤潮が大量発生しアレキサンドリウムと呼ばれる有毒なプランクトンが許容量のおよそ200倍の濃度に達しているということです。

 この有毒プランクトンは特にホタテやムール貝などの貝類に蓄積しやすく人が食べると呼吸困難などを引き起こす可能性があるということです。

 毒性が強く海面の色が変化しない程度でも問題を引き起こすため、ロシアの研究所がプランクトンなどの濃度の監視を続けていました。

 当局は現在、周辺での漁を禁止しています。

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