ワクチン接種「高齢者4万人死を防いだ」米保健当局[2021/10/07 10:42]

 アメリカの保健当局は、新型コロナのワクチン接種により5カ月で4万人近くの高齢者の死を防いだと発表しました。

 アメリカの保健福祉省は5日、今年1月から5月にかけてワクチンの接種が進み、アメリカで公的医療保険に加入する高齢者のうち、26万5000人の感染を防いだほか、3万9000人が死亡するのを防いだとする研究結果を公表しました。

 研究では、65歳以上の高齢者だけがワクチンを接種するよりも、全人口の接種率が高い方が、より高齢者を感染から守ると結論づけています。

 アメリカメディアは、10万人あたりの死亡率について接種率が7割の地域で0.16人だったのに対して、4割の州では1.56人とおよそ10倍に上っていると伝えています。

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