拉致は「完全に終わった」北朝鮮が岸田総理に反論[2021/10/08 12:05]

 北朝鮮外務省は、岸田総理大臣が拉致問題の解決に言及したことについて、「完全に終わった問題」だと反論しました。

 北朝鮮外務省は7日、ホームページに「言葉を慎む必要がある」と題した日本向けの論評を掲載し、拉致問題を「我々の誠意と努力で完全に終わった問題」とする従来の考えを繰り返しました。

 そのうえで、岸田総理が就任後に「金正恩総書記と向き合う覚悟だ」などと述べたことに対し、「真意を疑わざるを得ない」と批判しています。

 北朝鮮が岸田政権について言及するのは、今回が初めてです。

 さらに、日朝関係の基本は「日本による謝罪と賠償」だと強調し、「最初のボタンを掛け違えばさらに濃い暗雲に陥る」と警告しました。

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