中国宅配大手に独禁法違反で罰金約600億円[2021/10/08 23:26]

 中国当局は飲食宅配サービス大手の「美団」に対し、独占禁止法に違反したとして約600億円の罰金の支払いを命じました。

 国家市場監督管理総局は8日、中国で食事の宅配などに広く利用されているアプリを提供する美団に対し、独占禁止法違反で約600億円の罰金を科すと発表しました。

 美団は市場での支配的な立場を使い、出店業者に対して他社のサービスを利用しないよう求めていたとしています。

 これを受け、美団は「処分を誠実に受け止め社会的な責任を確実に果たす」との声明を発表しました。

 中国当局は巨大IT企業への統制を強めていて、今年4月にはIT大手の「アリババ・グループ」に独占禁止法への違反で約3000億円の罰金を科しています。

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